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プリセプターと上手く関係を保つ方法

4月は沢山の新人看護師さんが入職してきます。

新人ナースは、学生時代の実習先の病院しか知りません。
しかも、実習で苦労した思い出がある人が大半です。

配属先が決まり、いよいよ働くようになった時に、一番気になるのは、どんな人がプリセプターになるのかだと思います。

SAYA
プリセプターと上手くやっていけるのか?どんな人なのか?
内心ドキドキしているのではないでしょうか。

そんなプリセプターと上手く関係性を保つ方法をお伝えします。

 

プリセプターとは

病院の方針によりますが、一般的には、3年目くらいの看護師がプリセプターを担当します。

主なプリセプターの役割は、主に精神的フォローです。

技術については、まだまだ未熟ですから、その他の先輩もフォローします。

しかし、部署によっては、看護師の3年目がおらず、もっと上の先輩がプリセプターになることもあります。

また、新人さんが社会人経験者であると、年齢などを考慮して、年齢が近いプリセプターになることも多いです。
これは、年齢が近いため、話しやすく、打ち解けやすいのではないかとの配慮からです。

 

私の経験上、病院を変わって既卒の新人で入職すると、ほとんどこのパターンですが、当たり外れがあります。

別の角度から考えると、その部署の師長さんのアセスメント能力を判断できる機会とも言えます。

少し脱線してしまいましたので、この話は、別の機会で書きたいと思います。

 

なぜ、プリセプターは3年目の看護師がするのか?

なぜかというと、主に下記の3つです。

 

①新人の気持ちを忘れていない 
②仕事が一通りできる
③自己成長のため
それでは、詳しくみていきましょう。

『新人の気持ちをまだ、忘れていないから』

 

新人の頃の状況や気持ちを忘れておらず、新人の気持ちを理解できるからです。

プリセプターは精神的なフォローが重要です。

例えば、新人の頃に悩んでいたことなどを思い出し、共感でき、適切なアドバイスができるのもこの年代です。

プリセプターは、新人に寄り添える人材が一番適切だといえます。

 

『仕事が一通りできるようになっている』

 

ナース3年目と言えば、仕事に慣れて、中にはリーダー業務をしている方もいます。

例えば、自分のことで精一杯で余裕がない人は、他の人の面倒なんでみることはできません。

ある程度、余裕を持ち仕事ができているので、他の人の面倒をみることができます。

 

『自己の成長のため』

 

今度の新たなステップに進むための、自己成長の時期にあるからです。

教えるということは、簡単ではありません。

一つのことを、教えようとすると、自分自身はその何倍も勉強する必要があります。

今まで必死に自分自身勉強してきたことを、今度は他の人に教えることで、新たに知識を増やし成長することができます。

 

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プリセプターと上手く関係性を保つ方法

プリセプターと上手く関係性を保つ方法は、下記の4つです。

 

①プリセプターは完璧ではない

②見下さない

③大切な先輩として接する 

④自分の評価や噂話をしていても気に留めない

 

上記の4つを詳しくみていきましょう。

 

『プリセプターは完璧ではない』

 

3年目といっても、これからまだまだ、勉強していかなければいけない状況の中、プリセプターをしています。

すべてにおいて、何でもできるかといえば、できません。
未経験のことは、新人と同じ知識しかありません。

なので、あらかじめすべてできるなどと過度な期待は持たないようにしましょう。

新人からみると、何でもできる先輩と思いがちですが、3年間の経験に基づく知識しかありません。

3年目の先輩として頭にインプットしておくと、これから関わっていく上で、ギャップを感じなくてすみます。

 

なぜ、ギャップを感じないようにしなければいけないのか?
次の『見下さない』でお話しします。

 

『見下さない』

 

プリセプターは先輩と連携して、指導しています。

時には、先輩にプリセプターが怒られている場面をみることがあると思います。

また、プリセプターと先輩の言っていることが違っており、プリセプターの指導の通りに行ったことでも、貴方が先輩に間違っていると指導されることもあります。

上記のことがあっても、プリセプターを見下さないようにしてください。

誰にも間違いはありますし、先輩が指導することも、すべてが正しいわけではありません。

プリセプターも貴方にとって良い方法を考えて指導しています。

『間違ってるじゃん』『いわれた通りにしただけなのに』『このプリセプター大丈夫?』などと、心の中で見下す思いは、空気感や態度で伝わります。

そうすることで、プリセプターも傷つき、貴方の印象が悪くなり、良い関係を保つことができません。
少なくとも、貴方より経験者で仕事はできます。

見下したりは、決してしないようにしましょう。

 

『大切な先輩として接する』

 

心から、大切な先輩として接していると、プリセプターがどんな人でも、最後には貴方を受け入れてくれます。

『あわない』『苦手』『好きになれない』など様々な印象を持つことがあります。

しかし、プリセプターは余程のことがない限り、変わりません。
1年間は担当のプリセプターと付き合っていくしかないんです。

少しでも良い関係を保つことで、仕事のしやすさが変わってきますので、何があっても、貴方の心の中は、大切な先輩として接するように心がけましょう。

 

『自分の噂話や評価の話をしていても気に留めない』

 

良くある話ですが、新人の話をナースステーションでしていることがあります。

良い話だったら良いのですが、悪い話だと不快に思ったり、ショックを受けたりしますよね。
こんな場合は、聞いてないふりや聞き流してください。

難しいことですが、これができずに、真に受けるとプリセプターとの関係がギクシャクしてしまいます。

これは、プリセプターに問題があるので、貴方が悪いわけではありません。
決して落ち込む必要もありません。

落ち込む時間があるのなら、わからなかったところを勉強するなどの時間にあてるようにしましょう。
考えるだけ無駄です。

 

まとめ

 

プリセプターと上手く関係を保つ方法は参考にしていただけましたでしょうか?

いろんなプリセプターがいますが、良い関係性が築けば、今後の貴方の1年が大きく変わります。

是非、活用して看護師1年目を乗り切りましょう。

応援しています。

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