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ICUの扉を開けるのが怖かった 仕事が苦痛の日々

毎日仕事に行くことが辛いと思っている貴方へ
同じ思いをしている人もいることを知ってほしい。
貴方だけではないとわかってほしいという思いで書いてます。
少しの間お付き合いください。

私は10年以上看護師をしています。
時々転職したりしますが、また結局、看護師に戻って働いてます。
そんな私ですが、看護師として数年たった頃に移動になり、移動先で扉を開けるのが苦痛で怖かったことが一年も続いたことがありました。
具体的にお話しすると、手術室からICUへ移動した時、出勤する度にICUの自動扉を開けるのが苦痛でした。
今思い出すと良い思い出に思えるけど、あの頃はそんな風に思えなかった。

ICUの扉を開ける時、なぜ苦痛だったのか

なぜ苦痛なの?と聞かれると私の場合は「具体的な理由はなかった」「ありすぎてどれかわからない」というのが本音です。
しかし、息ができなくなりそうになるくらいに自動ドアを開けるのが苦痛だった。
当時は初のICU勤務で、人工呼吸器などの機器も多く、急変時対応など、初めてのことだらけで、覚えることが沢山あり、毎日必死で勉強していました。
それでも全然現場では、わからないことだらけ、患者さんを受け持つことも毎回怖く、「何かあったらどうしょう」としきりに考えていた。
実際は、たとえ何があろうと先輩方もフォローしてくれるので、大丈夫なはずだけど・・・。
勤務が終わるとホッとしている私がいました。
なんとも不思議な状態で、こんな状況が1年程度続いた。

ICUの扉を開けるときに 苦痛に思わなくなったきっかけは?

自信が持ててきたことや慣れてきたことで自然と苦痛は解消。

ある日、出勤時、自動ドアの前に立ち、ふと考えました。

「あれっ。私いつ頃からこのドアを開けるのが苦痛でなくなったのか」と思ったほど、自然に自動ドアを開けていました。

思い返せば、仕事で苦痛なことが減っていき、少しわかってきた自分がいました。
その頃から、苦痛が激減していったように思います。

自信が持てるようになることや、職場に慣れることは大切なことです。

私に、自分自身コントロールできる力があれば、1年間も苦痛を味わうことはなかったのではないかと、今となっては思います。

この経験から大切なことを学んだ

苦痛は必ず減少する

必ず苦痛は和らぎ、ずーっと続くのもではないこと。
一時的なことで、この状況を乗り越えれば、イキイキと過ごしやすい仕事環境を手に入れることができる。

見方を変えると、この時期がある意味一番大切なのかもしれない。
なぜなら、自分自身が成長できる期間だからです。
苦痛は味わいたくはないが、成長できるのなら仕方がないと思えます。

自信を持つ事の意味

自信を持つことで、余裕が生まれ多少のことでは、動じなくなり、恐怖を打ち消してくれます。
そのためにも、自分自身に自信を待たせ、沢山学ぶようにすることが重要です。

同じような思いをしている 貴方へ伝えたいこと

辛い時こそ耐え抜き、耐え抜いた後に希望が見えてくるということを知ってほしいです。

無理に頑張る必要はなく、通常で良いこと。

頑張っても逆に空回りをしてしまうので、無理なく続けることが必要です。

また、ポジティブに考えられるように自分自身をマインドコントロールできるようにしていくと、

私のように1年間を苦痛を共に生きることはないと思います。

まとめ

苦痛は人間を大きく成長させてくれるものと考えれば、苦痛を味わうのも良いと思えます。
自信を持つことができれば、自然に苦痛は減少していきます。

苦痛を味わったらできるだけポジティブに考えるように、マインドコントロールをしましょう。
その心が苦痛がない日々を過ごせ、仕事を長く続けられる秘訣です。

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