看護師なら一度は経験したことがある情報収集。
しかし、慣れると意外と苦痛はなくなります。
そんな情報収集を効率よく収集する方法をお話します。
朝の病棟看護師がする情報収集は大変
看護師に与えられた1日の始まりの試練ですね。
慣れない時は、すごく時間がかかります。
『カンファレンスの時間までに情報収集が終わらない』と思ったことありませんか?
例えば、特に何を的確に情報収集すべきか、わからないこともあります。
また、疾患が多い方や、入院歴が長い場合は、記録も膨大です。
そこから、要点だけを抜き出し、今日の看護ケアに役立てるようにしなければなりません。
人数や記録が膨大にあったり、要点がわかってないと時間だけが過ぎていきます。
なので、要点をおさえて効率よく情報収集をする必要があります。
ある程度、考えながら情報収集を行っていくことで、最初は時間がかかりますが、結果、効率よくできるようになります。
効率よく情報取集する3つのポイントをみていきましょう。
情報収集を効率よく収集する方法
時間内に情報収集することも勉強のうちだから
情報収集できなくても、誰も助けてくれない・・・
さあ、情報収集しょう。
カンファレンス始まる
でも、情報収集できてない・・・
こんな体験あると思います。
このような状況にならないためにも効率よく情報収集できるように3つポイントを解説します。
効率よく情報収集する3つのポイント
下記の3つです。
②今日のケアを把握する
③記事は必要事項や重要な表示だけ読む
まずは、上記のポイントをおさえるようにしましょう。
疾患をおさえる
なぜなら、すべてにおいて、疾患を理解したうえで患者さんと関わる必要があるからです。
外科や内科、混合病棟など、その科により疾患も違ってきます。
あらかじめ、自分の病棟に入院する患者さんの疾患を理解していると、その患者さんの問題点がわかります。
なので、朝の情報収集に時間をかけなくてもよくなります。
さらに、自分の病棟に多い疾患をあらかじめ勉強しておく。
また、すべて覚えることが難しい場合は、あらかじめ、仕事で使用するメモ帳にポイントを記載して、活用すると良いです。
今日のケアを把握する
清拭
↓
点滴交換
↓
足浴
↓
処置等
このように個別に1日に行うケアを抜き出すことで、漏れがなくなります。
さらに、1日のスケジュールも立てることができ、効率的に仕事ができます。
また、複数人を受け持つため、情報が混在し間違えを防止するために、メモを活用すると良いでしょう。
記事は注意事項や重要な表示だけ読む
記事をすべて読むと時間がかかるため、記事を読む欄を自分自身で決めます。
また、検査結果は疾患で重要なポイントの値や基準値を逸脱している情報のみをみるようにします。
①BNP・ANP・CRPなどの値
②心エコー検査 結果
③心臓カテーテル検査 結果
④IN OUTバランス
そうすることで、要点のみ収集でき、時間の短縮になります。
注意事項や重要事項のところのみ目を通しましょう。
効率よく情報収集する3つのポイントの注意点
全部読みたいところですが、朝の時間で読む必要はないです。
要点を絞って情報収集すると良いです。
また、過去の記録をみて、患者さんがどのような人物なのかを把握することも大切ですが、まずは自分なりにアセスメントするように心がけると良いです。
朝から過去記事をみると、その印象が強くなり、初めて患者さんと会ったときに、先入観ができてしまっています。
できれば、先入観なく自分自身でアセスメントをできるようにしていくと、さらに勉強にもなるからです。
なので、気になる箇所があれば、朝の処置が一段落してから読むようにしましょう。
何より重要なことは、3つのポイントを毎日の日課にすることです。
日課にすることで、自然に身につくようになります。
是非、試してみてくださいね。
効率よく情報収集の3つのポイントを行った結果どうなるのか
3つのポイントを理解しながら情報収集することで、朝の苦痛が徐々に消失します。
また、朝早く出勤する負担が軽減し、先輩に早く出勤しすぎなどと注意されなくなります。
さらに、今まで情報収集に費やしていた時間で他の仕事ができたり、違ったほうに意識を向けることができ、余裕が生まれます。
上記のことから、3つのポイントを上手く活用することで、良い連鎖を生むことができます。
まとめ
今回は、朝、病棟でする情報収集を効率的に行う方法についてお話しました。
毎日、理解しながら行動することで、この先にもたらす変化が大きく変わってきます。
まずは、試しに実践してみてください。