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OPE室ナースってどんなことするの?業務で重要なことは?

OPE室ナースってどんなことするの?
同じ看護師でも、OPE室ナースの経験がない方からどんな事するの?と聞かれることが多いです。

私は、OPE室経験7年程度あります。
実際OPE室に配属されたときは、とても戸惑っていたことを今でも覚えています。

しかし、今は看護師で働くならOPE室が良いと思えるくらいに、OPE室ナースが大好きです。

そんなOPE室ナースについての実際にあった質問や具体的な業務内容について答えていきたいと思います。

 

OPE室ナースの具体的な業務内容で最も重要なこと

 

OPE室ナースの役割で最も重要なこと

 

「手術がスムーズに進行する」これが最も重要なOPE室ナースの役割です。

なぜ重要なのか、それは患者さんの生命にかかわることだからです。

しかし、この役割には、いくつもの要素が重なり、始めて達成できます。

要素は沢山あるため、要点を絞って特に大切なことに対して説明していきたいと思います。

最も重要なことは下記の4つです。

①医師との連携
②直接介助
③間接介助
④環境調整

では、詳しくお話しします。

 

具体的業務内容 ①医師との連携

 

医師との連携は、OPE室ナースにとって最も重要です。

連携が取れていないと、ミスにつながったり、患者さんにとって致命的な状態に陥ることもあります。

具体的内容は、手術の内容や使用する器械や物品、患者さんの情報共有です。

また、普段からコミュケーションをとり、医師との信頼関係を築くことも重要です。

医師の好む手術環境を提供することも大切なOPE室ナースの役割です。

 

具体的業務内容 ②直接介助

 

SAYA
直接介助とは、器械だしや手洗いナースとも言われます。

清潔になり、医師に手術で使う器械を渡す役割で、その都度必要な器械を用意して、適切な状態で状況に応じて渡します。

これに関しては、手術の術式が頭の中に入っていないと、スムーズに渡すことができません。

また、あらかじめ、進行する先を予測して、適切なタイミングで器械を渡す必要があります。

これができないと、手術の進行を妨げる事にもなるため、重要な役割です。

さらに、手順通りに進まない手術もありますので、その時の状況により、臨機応変な対応が求められます。

 

具体的業務内容 ③間接介助

 

SAYA
間接介助は、外回り看護師などと言われています。

患者の状態を観察し記録をしたり、点滴などの管理や手術の進行に応じて、不潔で使用する器械などの使用物品を準備します。

手術の手順や医師の好みなどを把握して、手術がスムーズに進行するようにする役割があります。

これは、手術におけるすべてのことを理解していないと、管理ができないため、直接介助を経験した後に間接介助を行うことが多いです。

 

具体的業務内容 ④環境調整

 

患者さんにとっての環境を整えることもとても重要です。

手術は長時間に及ぶこともあるため、長時間同じ体位で過ごすことがほとんどです。

全身麻酔していることもあり、意思疎通が図れないことがほとんどで、「痛い」「寒い」など、訴えることができません。

温度管理や、長時間圧迫しているところがないかなど、状態を確認し把握しながら、適切な状態を保つ必要があります。

これを怠れば、手術が終わってから、神経損傷や皮膚損傷を起こしかねません。

手術室の環境調整をすることも最も重要だといえます。

 

OPE室ナースに実際にある質問

 

OPE室看護師をしていると、OPE室で働いたことがないナースなどから質問を受けることがあります。
今回はその一部をご紹介します。

質問1

 

Aさん
間接介助か直接介助どちらから先に学ぶほうが効率的でしょうか

 

saya
間接介助(外回り)か直接介助(器械出し)を選べるのであれば、私の経験から、直接介助を先に学んでから間接介助をするほうが良いと思います。

理由は、直接介助を勉強する時に、人体の構造や手術の流れを一通り覚えるからです。
例えば、臓器を切り離す際には、この機械を使用するなどの細かいところがわかるようになります。
それらをわかっていないと、間接介助を行っていても、手術の進行状況や場面での必要な物品がわからないことが多いです。
また、同じ術式でも、医師によって使用する物品が違ってきます。

ですから、直接介助を経験しておくと、医師の好みや場面での適切な物品の準備ができたり、先読みできるようになり、手術の進行がスムーズにいきます。

直接介助から学んでいくことをお勧めします。

 

質問2

 

Bさん
手術室って病棟などでは使えない看護師がいくところという印象がありますが、実際はどうなんでしょうか。

 

saya
病院によって様々ですが、手術室に力を入れている病院では、そのようなことはないと思います。

また、加算がとれないから、准看護師を配属する病院も中にはありますが、一概には、使えない看護師が配属されるということはありません。

ただ、病棟のようにチームが固定されていない。

例えば、手術単位で毎回メンバーが違うことがほとんどなので、苦手な人とずーっと一緒ということがないので、少し気が楽になることもあります。

さらに、チームで動くというより、単独行動で動くことが多いので、若干、個性的な人が集まることはあります。

なので、そのようなことを言われているのかもしれません。

私は、手術室にいるナースはできる人が多い印象です。

 

まとめ

手術室のことを少し理解していただけたでしょうか。

今回は、質問を2つ取り上げましたが、今後も沢山の質問を頂いていますので、取り上げていこうと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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