貴方は仕事中に『威圧感を覚える言葉』を言われた経験ありますか?
看護師以外の職種でも、1度は経験あるのではないでしょうか。
どの職業でも、大なり小なりこのようなことはあると思いますが、私個人の考えですが、看護師の職場は特に酷いのではないかと思います。
今回は、看護師の職場での威圧感を覚える嫌な言葉について話していこうと思います。
看護師が威圧感を覚える嫌な言葉とは
昔の風習の名残なのか?
とにかく、看護師の職場では、生命にかかわることが多いためか、威圧感を覚える言葉が飛び交っています。
どうして、威圧感を覚えるような嫌な言葉を発する事しかできないのでしょうか?
威圧を与え、プレッシャーをかけることで、責任感やモチベーションを向上させようとしているのか。
昔はみて覚えるという状態でしたが、最近では、『わからないことがあれば、何でも聞いてね』と言ってくれることがほとんどですが、いざ聞くと・・・。( ;∀;)
看護師が威圧を覚える言葉として、比較的看護師の話題に多い言葉を今回は取り上げようと思います。
それは、以下の3つです。
② ○年目でしょ。こんなこともわからないの③ 教えなかった?
では、具体的例を踏まえながら一緒にみていきましょう。
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看護師が威圧を覚える嫌な言葉の具体的例
普通に読んでしまうと、単なる、一般的な会話かもしれませんが、実際の空気感を味わっていただきたいので、蛇ににらまれたカエル、もしくは、追い詰められた自分自身を想像しながら、読んでいただくと、より空気感が伝わると思います(笑)
例①『教えなかった?』
メモ帳に記載してないから教えてもらってないと思うんだけど
でも、この流れ的に、教えてもらったかも・・・
教えてあげてるでしょと上から目線。
実際に教えてもらっている以上、仕方がありませんが、教えた側も、教えたのか教えなかったのかを、記憶しておくべきだと思います。
常に、教えてもらう立場が覚えてないといけないのでしょうか。
例② 1回教えたでしょ
その時のメモが残ってるはず
そのメモをみて
確かに、教える側から考えれば、何度も同じ説明したくないという気持ちもわかります。
しかし、相手が理解できていないということは、教えた側の説明不足の可能性もあります。
そのあたりを考慮して、発言をするようにすれば、威圧的な発言にならないように思います。
例③ ○年目でしょ。こんなこともわからないの
あなた何年目なの?
今まで、何を勉強してきたの
経験年数で評価するのではなく、個別に評価するようにしていく必要があります。
また、○○年目も働いているのに、きちんと理解できるような指導を受けていないと、とらえることもできますので、指導が的確に行われていないことにも目を向けるべきだと思います。
看護師が威圧を覚える嫌な言葉のもたらす影響
①『教えなかった?』がもたらす影響
看護師は、教えてもらうときは常にメモを取ります。しかし、膨大に覚えることがあるため、教えなかった?と唐突に聞かれてもすぐには返答することができません。
また、教えてもらったと錯覚してしまう事さえあります。このように錯覚してしまうと、わからないまま時が過ぎ、不安な状態で仕事をしていくため、ミスが多発し、自信が持てなくなります。
さらに、順序良く教えてもらえる場合ばかりではなく、ところどころ抜けている場合があり、1部分のみわからない時があります。
一連の動作をすべてリンクしない状態で覚えてしまうと、応用が利かなくなり、成長がストップします。
② 『1回教えたでしょ』がもたらす影響
この言葉を言われると、2度目は聞けないと思い、今後、2回目は聞くことができなくなってしまいます。
これも、わからないまま業務をこなすことで、医療ミスを引き起こす可能性があります。
中には、勇気を出して、聞いている人もいると思いますが、このような状態では、精神的にも追い詰められる可能性があります。
③ 『○年目でしょ。こんなこともわからないの』がもたらす影響
何年目かは、関係ないように思います。
なぜなら、看護師には、何年目はここまでできていなければいけないという目標や指標はありますが、その症例や事態に遭遇しないことには、実際に学ぶことができません。
何年目でも、経験していないことがあると、わからないからです。
その発言で、『私はできない看護師なんだ』と疑心暗鬼に陥ってしまい、精神的にダメージを受ける可能性があり、後輩の成長を阻害します。
そして、重大な医療事故を引き起こす可能性が高くなります。
どれほど良い研修制度を取り入れようと、その後の現場でのフォロー体制ができていなければ、意味はありません。
私は、このような体質を変えることが、医療事故を未然に防ぐためにも、最も重要ではないかと思います。
看護師が威圧を覚える嫌な言葉の対処法
結論は、聞き流し、動じないようにすることと、気持ちよく教えてくれる相手を見つける。
聞き流すようにすることで、自分の質問に対しての答えを知ることができます。
動じないことで、今後も質問を繰り返すことができ、ミスの防止にもつながります。
『でも、そんなことをいわれても聞けない』・・・と思う方がいらっしゃると思いますが、聞けないことで、わからないまま仕事を行い、医療ミスなどを起こしてしまうほうが致命的です。
自らを守るためにも、勇気を出して聞いていく必要があります。
また、気持ちよく教えてくれる相手を見つけることはも重要です。
自分にあった、指導をしてくれる相手をリサーチしておくことも、安心して仕事ができることにつながります。
この人に聞いたら、嫌な気分にならずに教えてもらえるという人が、必ず1人はいると思います。
なので、あらかじめリサーチしておき、その人がいる時に、質問するようにしましょう。
そうすることで、質問できない環境は、多少改善されます。
限度を超えて質問をしてしまうと、その人の負担になりますので、そのあたりは、考えて質問するようにしましょう。
まとめ
大部分は、聞けない環境を作っている指導者に、問題はありますが、教わっている人にも少なからず問題はあります。
それぞれ考えて行動していくことができれば、今のような現状にはなっていないのではないかと思います。
私も、自分なりに指導するときや教わるときは、気を付けていきたいと思います。